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behind the scenes: アフリカビジネスのメリット・デメリット

アフリカビジネスと聞くと、「10億人市場」や「最後のフロンティア」などさまざまな言葉が飛び交いますが、実態はどうなのでしょうか。約3年間と期間はまだ短いですが、私がウガンダで事業を行ってきた中で感じたことをお伝えしたいと思います。

 私が暮らすウガンダは、ケニアやタンザニアなど東アフリカの大国に囲まれた小さな内陸国なので、まだまだ市場規模は大きいとは言えません。「10億人市場」とはいえ、アフリカ大陸54カ国分の人口を合わせた数字です。アフリカでビジネスを展開するとなると、実際には各国でオペレーションを回すことになるので、国ごとに市場規模を把握した方が賢明と言えます。そう考えると人口4千万弱のウガンダは、購買意欲の高い中間層の割合も低く、まだまだ市場としては小さいと言わざるをえません。

 しかし一方で、アフリカ大陸でもEUのように域内統合していこうとする動きは見られます。東アフリカ共同体もその一つ。所属する国家間の関税をなくしたり、人の移動を自由にしたり、そんな動きが出始めています。

 他にもアフリカ各国では法制度や規制が適切に整備されていないため、いい意味でも悪い意味でも、さまざまなサービスを展開しやすい環境と言えます。例えばドローン。日本ではドローンを稼働に一定の規制がありますが、隣国ルワンダでは現在、ドローンを活用した病院への輸血用血液やワクチンなどの輸送が始まっています。日本の過疎化対策にも適用できそうなイノベーションが生まれつつあるのです。

*こちらは12月12日の静岡新聞に掲載されたコラムを転載しています

 

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