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behind the scenes: 援助活動ではなくビジネスを

私は元々NGOの仕事でウガンダに赴任し、農業支援を行っていました。なぜ私がNGOの活動を辞めて、ビジネスを立ち上げようと思ったのか。それは国際協力の現場で見た現実が、私が理想としていたものではなかったというのが正直なところです。

 一つは、お金のバラマキ。欧米系の援助機関やNGOに多いのですが、人材育成を目的としたトレーニングをウガンダ各地で行う際、トレーニングへの参加に対する手当を支払います。しかし、それを支払うと、参加者のモチベーションが「トレーニングで新しい知見を得ること」から、「参加手当てをもらうこと」になってしまいかねません。手当てをもらうためだけにトレーニングに参加することは、「与える側」と「与えられる側」の構図を再生産します。いわゆる「援助漬け」という実態を生み出してしまうのも現実なのです。

 もう一つの問題点はNGOに優秀な人材が集まり、民間企業セクターが育たないという点。ウガンダに限らず途上国によく見られる光景ですが、特に外資系のNGOは高給であることから、優秀な人はそのポジションを狙い数年単位でさまざまなNGOや援助機関を渡り歩きます。そうなると優秀な人材が民間セクターに集まらず、国の産業が回っていかないという状況が生じてしまいます。

 私はそれら問題を目の当たりにし、どうせ自分で始めるなら、優秀な人材を育てながら国の発展に貢献できるような、そして対等な関係をベースとしたビジネスを興そうと心に決めたのでした。

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