1月第2週 ウガンダでの日々 Vol.2
ウガンダの人々にとって今まさにホットな話題と言えば、世界的パンデミックCovid19ではなく、実は今週14日に行われた大統領選挙だ。
投票日当日(14日・15日)は国民の祝日となり、私にとっては急に降ってきた4連休となった(但し政府は「アラブの春」のような事態を防ぐため、投票日前日からSNSへのアクセスが制限され、投票日当日と翌日の議会選挙投票日はインターネット全てが遮断され、もはや仕事ができる状態ではなく、、、ひたすら読書と考え事をする連休となりそう)。
さてスタッフから漏れてきたラジオの情報によると、なんとこれまで35年間政権の座についていたムセベニ大統領をおさえ、野党対抗馬第一位のロバート・チャグラニ氏(彼はボビー・ワインという名で活動していた元ラッパーでそちらの名の方が知られている)が票数で優勢とのこと!?!?!?!ほんと!?!?!
ちなみに今回の選挙では初めて指紋認証での本人確認が行われ、実際の投票は紙にチェックするというものだったらしい。
そして投票が終了したら周辺住民を集め、みんなの前で開票作業が行われ、その結果を見届けてから選挙管理員会に結果が送られるとのこと。
開票結果を元にラジオでは、「チャグラニが勝った!」「〇〇市でもチャグラニが一位!」と盛んに叫んでいるらしい。
このあと考えられるシナリオとしては以下の4つ。
- ラジオの通りチャグラニ氏が大統領に就任し、平和的に政権が引き渡される(可能性劇低い)
- ラジオは一部の結果しかカバーできておらず、実際の結果に基づいてムセベニ氏が再選される→暴動が発生し軍が鎮圧
- 開票結果を操作して、ムセベニ氏が再選される→暴動が発生し軍が鎮圧
- チャグラニ氏が大統領に就任するが、ムセベニ氏率いる軍によるクーデターが起こる→暴動が発生し軍が鎮圧
どうやら選挙管理委員会での開票の際に、何かが行われていそうな雰囲気。
③が妥当な流れかもしれない。
どんな結果になるにせよ、暴動や軍との衝突は避けられないのではないかというのが大方の見方。
日本大使館からも、何かあったら大使公邸を避難場所として開放することや、例えば内戦勃発などの深刻な事態になった場合には退避勧告をだす可能性もあるなどの連絡が回ってきた。
そうなったら私は退避すべきなのか、従業員の安全はどう確保するべきか、工房に残った機材や商品はどうするか。。。
とにかく考え始めたら止まらず、昨日は久々に眠りが浅くなった。