ブランド創業11周年- 私たちが守るべき約束-





皆さん、こんにちは。RICCI EVERYDAYの仲本千津です。


2026年8月26日。今日はブランド設立日であり、無事に11周年を迎えることができました。これもひとえに、変わらずブランドを応援してくださる皆さんと、そして仕事にコミットしてくれる日本・ウガンダのスタッフの支えがあったからこそだと感じています。本当にありがとうございます。


11年目のRICCI EVERYDAYは、ブランドの運営に加えて、難民居住地区での縫製トレーニングが本格的にスタートし、新たな局面に入りました。これまで私たちが培ってきた技術や経験が、工房の外にいる誰かに役に立つのであればと思いスタートしたトレーニングですが、今年だけで150人の縫製士が誕生し、自活に向けて動き出す予定です。


とはいえ、トレーニングをしたら終わりという簡単な話でもなく、彼女たちが継続的に仕事をとり続け、ビジネスを継続させるにはどうしたらいいかを考えながら指導しています。せっかくいいものを作れる技術を持っていたとしても、それを外に発信し、マーケットに評価されなければ収入に変わっていきません。職業訓練を行うならば、売れる仕組みが絶対的に必要なのですが、難民居住地区という辺境の地でそれを確立することの難しさを痛感しつつ、どうにか方法を見つけたいです。


さて、11周年を機に、あらためて考えたことがあります。RICCI EVERYDAYは、これからも皆さんに選んでいただけるブランドであり続けられるか、ということです。ブランドとして成長し続けることはもちろん大切ですが、それ以上に、私たちが皆さんと交わしてきた「約束」を守り続けることこそが重要だと考えています。

その約束は、二つあります。一つは、皆さん自身の「好き」を取り戻すきっかけを提供すること。もう一つは、ブランドを通じて現地の女性たちと皆さんとをつなぎ、互いの人生を重ね合わせていくことです。

私たちの根底にあるのは、「好ましいより、好きを」というメッセージです。誰かに「ちゃんとしている」と思われるための正解のバッグではなく、自分が本当に心惹かれる色や柄を選ぶという、小さな自己決定の体験を届けたいと思っています。


そしてこのバッグを選ぶことは、同時に作り手である誰かの人生を支えるという社会的な参加でもあります。RICCI EVERYDAYでは、社会的に疎外されやすい女性たち、特に都市部に暮らすシングルマザーや難民の方などを、適切に経済活動に巻き込んでおり、その輪は少しずつ大きく広がっています。


「自分らしくいられる自由」と「誰かとつながっている実感」が同時に成り立っていること。それこそが、RICCI EVERYDAYが存在する意味であり、守り続けるべき約束だと思っています。昨今の混沌とした国際情勢の中で、私たちはこのことの重要性をますます強く感じるようになりました。

上記のことを考えながら、今年のテーマとして、“Freedom to Choose, Reason to Matter”を選びました。これからも、皆さんとの約束を守りながら、ブランドとして成長していきたいと考えています。

12年目に突入するRICCI EVERYDAYも、どうぞよろしくお願いいたします。

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