My First Uganda journey
こんにちは。RICCI EVERYDAYの明石です。
ようやく秋らしくなってきて、空気もひんやりとしてきましたね。乾燥が気になる私は、普段のボディークリームに、オイルを混ぜて対策をしております。
さて、今回は10/23~11/5にかけて人生初のアフリカ!ウガンダへ出張に行ってまいりましたので、その様子をお届けしたいと思います。
1.プロローグ - Africa is beatiful? -
2.ウガンダ北部
a.難民居住区訪問 ~BGMは愛の言霊~
b.空が近い
3.Fabulous Uganda women!
4.エピローグ - One RICCI -
1.プロローグ - Africa is beatiful?-
冒頭で申し上げたように、ウガンダどころかアフリカへ行くということ自体、今までの人生において全く予想していなかったので、出発前まで本当にドキドキしていました。
そのため、出発の2週間くらい前に図書館に行き、「地球の歩き方」を探しに行ったのですが、残念ながらウガンダは無く、たまたま手に取った本が、吉田正仁さんの『リヤカー引いてアフリカ縦断 時速5キロの歩き旅』(小学館クリエイティブ)でした。
そこに書かれているウガンダは、他の国と比べるとページ数は少なかったものの、景色の美しさや、民族・食べ物など、エジプトから始まり南アフリカ・ケープタウンの喜望峰までの冒険記が描かれていました。
”Africa is beautiful”は、旅の前に吉田さん自身が友人の方にかけられていた言葉です。
”さあ、確かめにいくぞ。Africa is beatifulか否か!”
ひとまず脳内アフリカ旅を終えた私は、そうやって自分を奮い立たせたのでした。
2.ウガンダ北部
<難民居住区訪問 ~BGMは愛の言霊~>
ウガンダに到着して2日目の朝、首都のカンパラから10時間かけてウガンダ北部のアルア県へ移動。代表の仲本と4日かけて、南スーダンの人々が生活している難民居住区を訪問しました。
私達のドライバーをしてくれたジョージさん、日本語を勉強中だそうで、彼の車から突然洋楽に混じってサザンオールスターズの「愛の言霊」が聞こえてきた時は、思わず仲本と顔を見合わせてしまいました。
舗装されていないでこぼこ道を、時折車体が斜めになったりして険しい道のりでしたが、サザンの曲で癒されながら、なんとか目的地にたどり着いたのでした。
1日目はNGO団体peace winds JAPANの引率でWomen Development CenterやINVEPI POINT J MARKETなどを訪問しました。女性たちがミシン縫いや手縫いでお洋服や生理用ナプキンを作っていたり、日本製ではあるものの見たことのない機械でセーターを編んでいたり・・
センターでは、女性たちにリキッドソープやヘアドレッシングの技術を教えたり、メンタル面でもサポートをしたりするなど、女性たちの自立と成長を助けているとのことでした。そういった支援を受けて、自らビジネスを立ち上げ、その技術を伝承していく女性、子供達5人を育てている女性・・
ちょうどウガンダに発つ前にイスラエルとハマスのニュースもあったことから、予期せぬことに巻き込まれ自国を逃れてこの地にやってきた・・・そういった厳しい状況を生き抜いてきたことを感じさせないほど、彼女たちは凛としていて、目の前のことに向き合っていました。
2日目は南スーダン伝統の美しい刺繍を施したクッションカバーなどを製作しているThe Milaya Projectの工房を訪れました。
こちらの場所はGoogleマップに出てこず、ようやく見つけたと思ったら、小さな川を越えたどり着いたという・・・(汗)アドベンチャーな経験をさせてくれました。
到着したころには、陽気な歌と手拍子で我々を歓迎してくれ、美しい刺繍の数々に魅了させられました。50人の女性たちが刺繍のプロジェクトに関わっているのだそうで、いつかRICCI EVERYDAYとして何かコラボレーションが出来たら素敵だなと思いました。
<空が近い>
▲マーチソンフォールズ
(ここは滝の近くなので、水がばっしゃんばっしゃんで、常に虹がかかっているのです)
さようなら北部、、、ではありません。
週末には、またまた北部にあるマーチソン国立公園のサファリツアーに参加してきました。
このサファリツアーはとにかく、動物との距離が近い。それなのに、ルーフトップの開いた古いランドクルーザーをガイドさんがかっ飛ばし、動物たちを探します。車に厳重な格子などは全くついておりません(笑)。幸いにして、キリンやバッファローなどの草食系動物が多く、穏やかな住人(獣人?)達でほっと致しました。
ツアーの中にナイル川のクルーズも含まれていたのですが、船に揺られながら感じたことといえば、「空が近い」ということです。
ウガンダは標高が高いからか、空との距離がとっても近くに感じられて、眼前に立ちはだかる雲が、まるでジブリ映画の「天空の城ラピュタ」のようで、とても神秘的でした。
3.Faburous Uganda women!
もちろん出張ですから、ウガンダ工房のスタッフに混ざって仕事もしました。残念ながらミシンを扱えないので、縫製が終わった商品の検品とトリミングのみの参加でした。
日本の会社と違うなと感じたことは、ある意味自由なところでしょうか。
検品をしていたら、子守歌のような歌声が聞こえてきて、それにつられて他のスタッフも一緒に唄っていて、それはまるで言霊のように。一つ一つのアイテムに命を宿していっているような、そんな穏やかな、あったかいモノづくりの現場を目の当たりにして温かい気持ちになりました。
4.エピローグ - ONE RICCI -
私がウガンダに来て一番やりたかったこと。それは、ウガンダのスタッフ達に、みんなが作り上げたものひとつひとつが、お客様の手に渡って、愛されているのだということを伝えることです。
先日実施したお客様アンケートで、スタッフへの応援メッセージをたくさんいただきました。
その温かい言葉が心にしみて、どうしてもウガンダのスタッフに伝えたい!ずっとそう思っていたのでした。
出発前にアンケートを英語に訳したものをプリントアウトして、工房に持っていきました。つたない英語でそれを読み上げると、スタッフのみんなは嬉しそうに聞いてくれました。
私自身もRICCI EVERYDAYのバッグやお洋服が大好きで、初めて工房に行った日は「リラックスパンツ」を履いていきました。
テイラーのジポラが恥ずかしそうに、でも嬉しそうに微笑んでくれたことが心に残っています
RICCI EVERYDAYと私たち日本・ウガンダのメンバー、そしていつも応援してくださっている皆様を、ひとつにつなげることが出来たでしょうか。
この輪がもっともっと大きくなることを願って、コラムを締めたいと思います。
ーアフリカ、、、ウガンダは「オフコース!ビューティフル!」でした♡