ウガンダの料理

こんにちは。
RICCI EVERYDAY The Hill(代官山直営店舗)メンバーの西野萌です。

近頃は街で多国籍料理のレストランを見かけることが多くなりましたが、皆さんはどこの料理が好きですか?

和食を含め、アジアの料理は野菜を中心にたくさんの食材が使われているところに共通項がある気がします。(気のせいでしょうか?笑)

さて、本日は日本から遠く離れたウガンダの料理をご紹介します!

  1. 一般的な家庭料理
  2. 宮廷料理 ルオンボ
  3. ウガンダの食卓スタイルの背景
  4. ウガンダ の農業課題
  5. 代表仲本千津に聞く、絶品の一品

  1. 一般的な家庭の食卓

ウガンダの一般的な食事は主食が中心で、主食2〜3種+1菜と日本の一汁三菜とは正反対のスタイルです。ウガンダは穀物の栽培が盛んに行われており、主食のバラエティが豊富です。


主食例:

・マトケ:熟していない緑のバナナ(甘くない)を蒸してマッシュしたもの

・ポショ:白とうもろこしの粉を練ったもの

・米

・芋類(じゃがいも、さつまいも、ヤムイモなど)

・カロ:ひえや粟の粉を練ったもの


このようにバナナの葉に食材を包んで蒸すのがウガンダの伝統的な調理方法だそうです。


これらに豆の煮込みやピーナッツのソースをかけて食べるのが主流です。ピーナッツは殻付きで煮込むこともあり、薄皮の色素によって紫色になるんだとか。写真はピーナッツペーストスープとイモのマッシュです。あまり日本では見慣れない色の料理ですが、代表の仲本曰く、これが絶品だそうです!


2.宮廷料理 ルオンボ

続いてご紹介するのはかつてウガンダの宮廷で食べられていたルオンボという料理です。現在でも結婚式や祭日など、特別な日に食べられることが多いそうです。


こちらもバナナの葉にお肉(鶏肉、ヤギ肉、牛肉)や魚(ナイルパーチやティラピア)を玉ねぎやトマトなどの野菜と共に、1時間から2時間かけてじっくり煮たら完成です。


具材とお肉や野菜から出た出汁を先ほど紹介した主食につけていただきます。


3.ウガンダの食事スタイルの背景

さて、日本の食事スタイルとはまるで正反対のウガンダの料理ですが、どのようにこのスタイルが確立されたのでしょうか?

この食文化は旧植民地時代の名残があると考えられます。

ウガンダは大英帝国の旧植民地で、インドより連れてこられた奴隷がこの地を支配していました。そのため、どこかインドの雰囲気のある文化や料理が今もウガンダに存在しています。


例えば、都市部で朝食としてよく食べられる料理の1つにチャパティというクレープのような薄焼きパンがありますが、これはインドより伝わった一品です。紅茶とともにいただくのだとか。

他にも、実はカレー屋さんもウガンダではよく見かけます。


また、ご紹介したようにウガンダの料理は穀物が中心ですが、これも植民地時代に比較的栽培が容易かつ高カロリーの作物から高い栄養が得られるように工夫を凝らした影響だと考えられます。

そのため高カロリーの料理が数多くあり、現在では肥満もウガンダの社会問題のひとつとなっています。


4.ウガンダの農業課題

ウガンダには肥沃な土地と水資源が豊富なため、穀物に限らず、野菜など様々な農作物の栽培に適しています。しかし、穀物などの強い作物と違い、野菜の栽培となると支柱を立てたり、農薬を使ったりと栽培するのに知識を要するため、支援が必要な分野でもあります。


この支援が追いつかずに過剰に農薬を使用してしまう農家も多く、そこで育った野菜には化学薬品が多く含まれてしまうこともあり、生では食べられなかったり、健康被害もあるそうです。


また正しい知識を持って行えば一大ビジネスとなる農業ですが、そもそもウガンダの人々には自給自足の考えが強く根付いており、自分たちが食べる分以上の作物を育てマーケットで販売するというマインドの切り替えも、今後のウガンダの開発において必要になってくると考えられます。


  1. 代表仲本千津に聞く、絶品の一品

一年の半分をウガンダで過ごすRICCI EVERYDAY代表の仲本千津にウガンダで1番美味しかったご飯は?と聞いてみました。


すると、「ウガンダ北部でおばちゃんが作っていたオクラスープが忘れられない!」との回答が。ウガンダでは日本のコンソメのような化学調味料で出汁を取るのが一般的だそうですが、このおばちゃんは煮干しから出汁をとっていたそうです。


食生活に保守的な人が多いウガンダで煮干しで出汁を取るという革新的な発想にも惹かれたのだとか。

日本でもトマトベースの料理と煮干しはあまり聞かない組み合わせですよね!


またウガンダではイスラム教徒も多いため、お肉といえば牛肉やとり肉、ヤギ肉が主流であまり豚肉は一般的ではないのだとか。


でも、「豚肉が食べたい、、!」と思ったときには繁華街の裏通りにあるポークジョイントという場所を訪れるそうです。


豚を炭火で焼いた屋台メシだそうですが、これがもう絶品だそうです!「ビールにすごく合う!(私は飲まないけど笑)」と言っていました。


最後に仲本に「ウガンダの料理は日本の料理とは味もバランスもだいぶ違いがあるけれど、食に困ることはないんですか?」と聞いてみました。

すると、「ウガンダの料理はどこか懐かしい味がして、飽きることがない!」とのこと。

また、ウガンダの人々も自分たちの食文化にプライドを持っていて、「この肥沃な土地があるから農作物が豊富で、これは隣国には真似できない!」とよく言っているそうです。


食を通して、ウガンダの人々の生活が少し見えてきましたね!私の料理のモットーは、”早く簡単にできる”なのでこうして手間隙をかけて主食(それも何品も!)と主菜を調理しているウガンダの人たちを見習わなくてはと思いました、、。


たくさんの美味しそうなウガンダ料理の数々でお腹が空いてきたところで、今日はお別れです。


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