最も自由で温かく学びに富んだRICCI EVERYDAYのインターン in Uganda

初めまして、高校生インターンの吉川蓮と申します。

人生約3万日のうちたったの14日。その17歳の夏の数日がウガンダでのRICCI EVERYDAYな日々となりました。

目まぐるしく変わる世界で日本が独自に社会の未来像を構想するため、その素材をつかみにアフリカ留学を決めました。物理的な豊かさ・便利さが頂点に達した日本社会に住む人々の豊かさや幸せ、その社会の在り方についてアフリカの地で見つめなおします。RICCI EVERYDAYでのインターンはその中でも労働・生産消費という分野に注目しようと意気込み始まりました。

 

最初の数日は驚きと気づきの連続で脳が浮足立っていました。徐々に慣れてきて冷静に周囲を観察するといくつかのことが見えてきました。

まず、現場に指示者がいません。マネージャーの役割の方はもちろんいますが、いわゆる指示を受け、従うといった構図ではないのでそういう意味でリーダーのような役割をする人は見受けられず自発的で協働的な空気がありました。

 

そして、そんな構図の土壌にみられるのは信頼と安心感でした。目を凝らさずともそのような信頼関係と安心感を生み出す仕掛けもありました。例えば、午前中10時からの30分のお茶の時間、当番制で作ってみんなで食べる昼ご飯、お互い顔を見ながら仕事ができるような配置などです。それらをはじめとする環境で育まれた信頼関係が柔らかく包容力のある雰囲気をつくり、職人たちが安心して楽しく働ける場が作られていました。

 

そして、安心・信頼の関係が築かれているのは職人達の間だけではありません。職人達(生産者)とお客さまの間もです。インスタライブや手紙を通じて相互にコンタクトをとることが可能だそうで、製品に対する声が直接的に届けられるそう。職人たちにとってはその声が仕事への誇りや自分への自信につながり、お客さまにとっては生産者とかかわることで安心や親近感が生まれやすくなるのでしょう。”豊かな社会”を模索している私にとって、自分の仕事に誇りを持ち仕事を通じて自分自身に自信が生まれる、このような豊かな労働や生産消費の在り方をこの目で見て学べたことはかけがえのない財産になりました。



さらに仕事の合間や手を動かしながら、職人達とたくさんのことをしゃべりました。数えきれないトピックを時には真面目に時にはふざけながら語り合いました。

一番びっくりしたことは、ウガンダの、目が合えばだれでも”Hello, how are you?"と挨拶する文化に驚いた、ということを伝えたときでした。”なんで日本人はしないの?あいさつしたら相手も自分も気持ちいいのに” そういわれ、たしかにと納得しました。同時に、こんな些細で何気ないところが“豊かな社会”づくりへの鍵を握っているのだろうかと新たな疑問が浮かび上がりました。

 

そんなこんなで、いくつもの手がかりと疑問、そして名残惜しさを抱えたまま、生まれてから6433日のうち最も自由で温かく学びに富んだ14日は幕をとじました。またウガンダに帰ってこようと思っています。