ウミガメを守れ!台湾の環境問題に対する取り組み

 

こんにちは。RICCI EVERYDAYの百花です。

みなさん、今年の夏はどうお過ごしですか?

窓を開けるとセミの鳴き声が聞こえたり、お家でオリンピック観戦をしたり...

でもやっぱり海外に自由に行ける日々が恋しいですね。


今回は、現在台湾の大学に留学中の私から台湾の環境問題に関する取り組みについていくつかご紹介いたします。


 

台湾で生活をしていると、日本にいる時よりも環境問題を身近に感じます。


台湾は島国で、透き通った青い海がとても綺麗です。ダイビングやシュノーケリングなどのビーチアクティビティーが盛んな国です。

 

 

そんな台湾で、一匹のウミガメの鼻にストローが刺さってしまった動画がFacebookに投稿され、一気に拡散されました。

人間の捨てたストローがウミガメを苦しめていることが、人々に衝撃を与えました。そこでウミガメを守ろうという取り組みが台湾全体で始まりました。

(参照先リンク(中文):https://www.natgeomedia.com/environment/article/content-5899.html)


ご存知かもしれませんが、台湾ではタピオカドリンクが大人気で学生からサラリーマンなど幅広い年代の方が飲みます。その分、たくさんのストローを使わなくてはなりません。

そのためプラスチックストローの使用を廃止する取り組みが行われています。実際にマイストローを持参してる人をよく見かけます。

また、コンビニエンスストアやスーパーで買い物をすると、プラスチック袋を使うことがほぼありません。有料になっているので購入することは可能ですが、エコバックを持参することが多いです。


実はこのプラスチック使用禁止の取り組みは、日本よりも早く2002年から実行され、2030年までには使い捨てプラスチック使用の全廃止が決まっています。



また、街中を歩いてるとこのようなリサイクルボックスを見かけます。


 

これは、台湾の政府が管理している衣類回収ボックスです。


人々が一般家庭で着用しなくなった衣類をこのボックスに投入し、それを政府がバザーなどで販売することで、売上金が恵まれない人たちの支援に使われるそうです。

台北市内だけで、なんと1,130箇所に設置されているそうです。


可燃ゴミとして処理された場合に排出される二酸化炭素を削減できるだけでなく、衣類を生産する時に使われる水の量も削減できるそうです。


(注意事項があり、汚れていたり破けている衣類は禁止・衣類を洗濯してから投函する・靴、帽子、寝具、下着、絨毯、タオル類は禁止だそうです。)


 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。


ぜひ、台湾にお越しの際は街中にあるリサイクルボックスを見つけてみてくださいね。そしてお買い物の際はエコバックの持参をお勧めします。


1日でも早く、台湾と日本の行き来ができるようになりますように。