RICCI EVERYDAYでの買い物でどんな価値を得たいですか?-ウェルカムジェネレーションとして-

皆さんこんにちは、RICCI EVERYDAYの髙井です。

最近はBTSが流行っている影響で、一昔前のK-POPも聞き返しています(約10年前はゴリゴリの韓流オタクでした…)。


本日は、BTSのスピーチでも話題になった、第76回国連総会にて話し合われた内容をご紹介しつつ、それを踏まえて私たちにできることは何なのか、皆さんと一緒に考えられたらと思います。

少し堅苦しい内容に感じてしまうところもあるかもしれませんが、ぜひ気軽な気持ちで最後まで読んでいただけたらと思います。


1.国連総会で話し合われたこと

2.BTSのスピーチから

3.買い物を通して私たちにできること



1.国連総会で話し合われたこと


9月にニューヨークにて開催された国連総会。その中で、9月21日~25日、27日の日程で行われた一般討論会では、グテーレス国連事務総長や各国首脳が一般演説を通じて、国際社会の抱える課題について意見を表明しました。


今回の一般討論会のテーマは「希望を通じてレジリエンスを築く ― COVID-19からの復興、持続可能な再建、地球のニーズへの対応、人々の権利の尊重、国連の再活性化のために」。

コロナウイルス感染症による世界的なパンデミックからの復興と、その後の社会のあり方について意見が交わされました。

 

(国連広報センターHPより)


グテーレス国連事務総長は、パンデミックにより国際社会が結束できない状況があることを指摘し、「武力行使による権力掌握、クーデターが復活している」と、アフガニスタンやミャンマーの状況を例に挙げて批判しました。


また、パンデミックにより国家間の格差が拡大していることも指摘。2022年前半までに、世界人口の7割にワクチンが行き渡ることを保証する世界的なワクチン計画が必要であることを強調しました。

先進国と途上国の回復スピードの違いにも触れ、「低所得国では影響が長引く可能性がある」と指摘しました。


グテーレス国連事務総長が言うように、コロナによるパンデミックのような社会危機があると、より深刻な影響を受けるのは貧困層であるといわれています。そして、もともとあった格差はさらに広がります。それは国家間でも、一つの国の中でも、同様です。


格差の問題は“富の分配の問題”であるともいわれます。この社会危機に際して、私たちは“富の分配の問題”にどう向き合ったらよいのでしょうか。



2.BTSのスピーチから


今回の国連総会についてニュースでご覧になった方の中には、韓国のグループ、BTSがスピーチをしているのを目にした方も多いのではないでしょうか。

若者世代を代表してのスピーチでしたが、どの世代にも共通のメッセージだと感じたのでご紹介します。


「ウェルカムジェネレーションの方がふさわしい」


BTSのリーダーRMがスピーチで、コロナ禍によって若者は多くの機会を失い「ロストジェネレーション」と呼ばれていることについて言及しました。


「若者たちは最も多様な機会が必要で、新しいことに挑戦すべき時期に、道に迷ったと。しかし、大人たちの目に見えないからと言って、道に迷ったとは言い難いと思います。…ロストジェネレーションではなく、ウェルカムジェネレーションという名前の方が、ふさわしいと思います。なぜなら、変化を恐れずに『ようこそ(welcome)』と受け入れ、前に進んでいるからです。」


 

若者世代はもちろん、多くの世代の人たちが、コロナ禍で、人生の節目となるような行事が延期や中止になってきたと思います。人間関係に大きな変化があった方もいるかもしれません。貴重な時間が止まってしまったかのような2年間でした。


しかし、失ったものを嘆くだけでなく、変化に対応し、社会が新たな挑戦をしてきた2年間でもあったように思います。


働き方が大きく変わり、多くの人が自身のライフスタイルを見つめ直す機会を得たのではないでしょうか。

コロナ後、今までよりも心地よい生き方ができたら良いと感じている方も多いかもしれません。


 

それと同時に、貧困や格差のような、社会が今まで抱えていた問題が、日本、そして世界ではっきりと浮き彫りになったことも確かです。


この世界的な課題に対して、「ウェルカムジェネレーション」として、私たちにできることを考えたいと思います。



3.買い物を通して私たちにできること


私たちは買い物を通して「価値」を得ています。そしてその「価値」に対してお金を払っています。

それは商品そのものだったり、体験や時間だったりするのですが、皆さんはどんなことに価値を感じますか?買い物を通して、どんな価値を得たいですか?


買い物は投票


「買い物は投票」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。

私たちが払うお金は、選挙の票と同じです。例えば、安い商品を買う人が多ければ、安い商品はさらにたくさん作られるようになります。

「安い」ということに価値を見出す人が多ければ、社会はよりその価値を重視するということです。


しかし、安価な商品の裏側には、劣悪な労働条件で働かされている人たちがいるかもしれません。環境に無配慮な大量生産が繰り返されているかもしれません。私たちの買い物が、こうした状況を助長してしまっているかもしれないのです。


私たちにできることは、いま一度、何に「価値」を見出すべきなのか考えることなのだと思います。

買い物によって得られる価値は、モノや時間だけではありません。その商品の背景を知り、その理念にお金を払う人が増えれば、より公正な環境でものづくりを行う会社が増え、貧困や格差の改善につながっていきます。

見た目や流行だけではなく、その商品の背景について考えること、それが買い手の責任なのではないでしょうか。


 

そして、RICCI EVERYDAYは売り手としての責任も果たしていきたいと考えております。

売り手として、皆さまに提供できる価値は何なのか、常に意識し、発信していきます。

コラムがそんな場になったら良いと思っています。


皆さまがRICCI EVERYDAYでお買い物をすることで「より公正な社会に貢献できる」という価値を提供すること、そして、それだけではなく魅力的な商品を届けることが、売り手としての責任ではないかと考えております。


 

最後まで読んでいただきありがとうございました!

今回のコラムが、少しでも皆さまが何かを考えるきっかけになったら幸いです。



【出典】

・https://www.unic.or.jp/news_press/info/42740/

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN204CU020092021000000/

https://www.asahi.com/articles/ASP9N77GSP9NUHBI01J.html