アフリカ系の人々の国際デー:共に歩む公正な社会へ

こんにちは。RICCI EVERYDAYスタッフです🌷

8月も終わりに近づいてまいりましたが、まだまだ厳しい暑さが続いていますね。どうやら今年も10月頃までは残暑が続くようで、秋の訪れがひときわ待ち遠しく感じるこの頃です。

ところで、8月31日が何の日かご存じでしょうか?実はこの日は、国連によって定められた「アフリカ系の人々の国際デー」です。

本日のコラムでは、この国際デーについてご紹介します。

 

1. アフリカ系の人々の国際デーとは

この国際デーは、2020年に国連総会で決議され、2021年に最初の年を迎えました。

世界中のアフリカ系の人々が歴史を通じて社会の発展にもたらしてきた多大な貢献に敬意を表するとともに、今なお残る差別の撤廃を目的としています。これらの取り組みは、国連が主導する持続可能な開発目標(SDGs)の達成にもつながるものです。

この国際デーでは、世界中のアフリカ系の人々に注目が集まります。

例えば、南北アメリカ大陸では、自身がアフリカ人であると自認する人が約2億人いるといわれています。さらに数百万人が、アフリカ大陸以外の地域に居住しています。

アメリカ合衆国を例に挙げると、10年ごとに行われる国勢調査において、全国民の12.1%が黒人またはアフリカ系アメリカ人と回答しており、これは白人、ヒスパニック系またはラテン系に次ぐ3番目に大きい民族グループになっています。

一方で、アフリカ系の人々への差別は依然として根強く残っており、2020年に広がった「Black Lives Matter(ブラック・ライブズ・マター)運動が記憶に新しいという人もいるかもしれません。

このような状況の中で、アフリカ系の人々の社会への貢献に目を向け、差別の撤廃について改めて考えなおす日となっています。

 

2. RICCI EVERYDAYの取り組み

RICCI EVERYDAYはPhilosophyの一つに「『正しいこと』を、真摯に、本気で。」というメッセージを掲げています。

ウガンダにある私たちの工房では、都市部にくらすシングルマザーや元子ども兵といった、社会的に疎外された人々を「作り手」として生産活動に巻き込んでいます。

また、現在10周年の節目の新たなチャレンジとして、ウガンダ北部の南スーダン難民居住地区で、難民の就労支援のための「コミュニティ・ナビゲーター」制度の導入を目指し、クラウドファンディングを行っています。

一人ひとりの可能性を大切にし、平等に機会が与えられる社会をつくるという思いに基づき、現地で就労支援が終了した後も自立できるような仕組み作りを行う挑戦をしていますので、ご興味のある方は、ぜひこちらをご覧ください。

この国際デーをきっかけに、私たち一人ひとりが身近な社会やコミュニティで「誰もが尊

重され、活躍できる環境」について考える機会にしていただければと思います。

 

3. さいごに

現在、日本でも排外主義的な動きが大きく広がりつつあります。こういう状況だからこそ、人権や、社会の多様性について考えなおすきっかけとなれば幸いです。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

RICCI EVERYDAYの商品はオンラインストアや神楽坂ショールームでもご覧いただけますので、ぜひチェックしてみてくださいね。


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参考:国際連合ホームページ・SNS, JETRO「地域・分析レポート」