難民支援プロジェクト奮闘記2

皆さん、こんにちは。RICCI EVERYDAYの仲本千津です。先日ウガンダ出張から戻りました。約1週間という、かなり弾丸な出張となりましたが、タスクはかなり進められたので、少し安心しています。日本に帰国してからは、現地で買い付けたアフリカ雑貨を販売したり、展示会に出展したりと、バタバタしています。気づいたら2025年もあと少し。12月も最後まで元気に走り切りましょうね〜!

さて先日のクラファンのリターンの一つであるTシャツの買い付けが、今回の出張の重要タスクの一つでした。Tシャツはなんと素材も縫製も全てMade in Uganda。現地で生産されたコットンを使い、紡績し、Tシャツまで仕立てるというところまで、一貫してウガンダで行われています。

(2017年訪問時)

Tシャツ工場は、ウガンダの首都カンパラのど真ん中にある、インダストリアル・エリアにででんと建っています。普通、こういうでかい工場はもう少し郊外に作るよな〜〜と思いながら、毎回工場を訪問していました。

(2017年訪問時)

インド系ウガンダ人によるマネジメントで運営されているこちらの工場。実は、かつて日本人で1950年代からウガンダでシャツ生産・販売に携わっていた柏田雄一さんの「フェニックス」という会社を買収し、現在はウガンダで唯一のTシャツ工場となりました。まさか日本人が、ウガンダでTシャツを生産・販売していたなんて、驚きですよね!?うちのスタッフの中にも、柏田さんの工場で働いていた人がいて、「Mr.Kashiwadaは厳しい方だったけど、温かい人だった」と話してくれたこともあります。私たち日本人の間では、レジェンドと呼ばれている柏田さん。詳細が気になる方は、ぜひググってみてください。

(2017年訪問時)

そんな日本とも所縁のある工場で作られたTシャツを、クラファンのリターンにさせていただきました。ただタイミングが悪く、工場は今、来年1月に行われる大統領選挙用のTシャツの生産でフルキャパシティで稼働しているところでした(みんな、現職大統領の顔がプリントされた黄色いTシャツを着て、選挙活動を行います)。「倉庫に在庫がなければ、納期は来年の2月になる」とセールスマネージャーに言われ、半分諦めていたのですが、後日連絡があり、「必要分の在庫を確保できたよ!」と教えていただきました。ラッキー!買い付けたTシャツたちは今頃、ウガンダの空港で通関を待っている頃かと思います。早く日本で実物をみたいです(実物みるまで、安心できない。。。!)

(2017年訪問時)

(先日の出張にてセールスマネージャーと)

届いてからは、今度は日本の工房でプリントをしてもらう予定です。何度かサンプルをプリントしていただいていますが、毎回とても素敵な仕上がりなので、本番も期待大です。

皆さんにお届けできる日も、遠くはないはず。。。予定通り、2026年1月に皆さんのお手元に届けられるように引き続き、準備を進めていけたらと思っています。

ちなみに難民支援プロジェクトは、未だUN Womenとのロジの調整が難航しており、まだ開始できておりません。。。こちらも来年2月スタートを目指して、準備を進めているところです。

今後も、現地の様子やプロジェクトの進捗を、このコラムで定期的にお届けします。楽しみにしていてくださいね。

(重いTシャツを頑張って運んでくれている)

 

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