ウガンダと日本の「子育てのリアル」をインタビューで探る(前半)

はじめに

こんにちは!RICCI EVERYDAYの澤です🍃

最近は朝晩の冷え込みが強まり、あたたかい飲み物が恋しくなる季節になりました。

今回は、ウガンダと日本における子育ての違いを前半・後半の二部に分けてご紹介します。

 

子育てを比較するにあたって、実際に子育て経験のある二名の女性にインタビューをしました。

一人目は、ウガンダ在住のAさんです。

Aさんは現在23歳で、6歳のお子さんを育てているそうです。

RICCI EVERYDAYのスタッフより紹介していただきました。

二人目は、日本在住のBさんです。

Bさんは現在27歳で、7カ月のお子さんを育てているそうです。僕の母より紹介してもらいました。

二国間の比較を通じて、ウガンダと日本の異なる部分や似通っている部分をお伝えできたらと思います。

 

子育てで大切にしている価値観

まずは、子育て観についての質問を行いました。

・子育てで一番大切にしていることは何ですか?

Aさん:
The most important thing for me in raising a child is to make sure that he grows up to be God fearing, well behaved, respectful and also educated so that he or she can help me and others in future.

子育てで一番大切にしているのは、子どもが神様を敬い、行儀よく礼儀正しい人間になること、またよい教育を受けて、将来私や他の人々を支えられる人間になることです。

Bさん:
子育てで一番大切にしていることは、おいしい食事と睡眠環境を整えて、睡眠時間をしっかり確保することです。
生活習慣を整えることを意識しています。

Aさんは神様を敬う心や礼儀を大切にしながら、子どもが自立して他者を思いやれる人に育つように子育てをされているようでした。 


また、Bさんはまだお子さんが生後7か月ということもあり、子どもの成長の基礎となる「食」と「睡眠」を何より大切にし、健康的な生活リズムを育むことを心がけているようでした。

子育てに対する価値観は家庭によってさまざまで、信仰や教育を大切にする方もいれば、日々の食事や睡眠を重んじる方もいらっしゃいます。


それぞれの形は違っても、どの家庭にも共通して「子どもに対する深い愛情」がひしひしと伝わってきました。

 

児童施設で遊ぶBさんのお子さんと、そのご友人の親子

 

子どもとの過ごし方

次に、子どもと普段どのように過ごしているのかについて尋ねました。

・普段、お子さんとはどんなふうに過ごしていますか?

Aさん:
I enjoy the following things ; Praying together, reading the bible together, playing together, visiting new places together like beaches and other adventures.

一緒にお祈りして聖書を読んだり、遊んだり、ビーチや冒険などの新しい場所を訪れたりして楽しんでいます。

Bさん:
大田区に住んでいるのですが、児童館や子供の遊び場がたくさんあるので、平日は自宅より広いスペースで、自宅にないおもちゃで遊んだり、ハイハイの練習など、身体を使って遊んでいます。

親子スキンシップとして、ベビーマッサージや、わらべ歌、絵本を読んだりもしています。

Aさんは、祈りや聖書の時間を大切にしながら子どもと一緒に遊んだり、海辺や新しい場所を訪れたりして、日常の中で豊かな時間を過ごされているそうです。

また、Bさんは都市部という環境を活かして地域の児童館や遊び場などの施設で、おもちゃや遊びを用いてお子さんと触れ合っているそうです。

このように、Aさんはビーチや冒険など外での体験を通して子どもと遊ぶことが多い一方で、Bさんは児童館など屋内での遊びやスキンシップを通して、子どもとの時間を楽しんでいました。


このように、住んでいる地域や文化によって子どもとの遊びに違いがみられました。

 

子育てで大変なこと

さらに、子育てをしていて最も大変だと思うことについて尋ねました。

・子育ての中で一番大変だと感じることは何ですか?

Aさん:
The most difficult part is the shortage of money to pay school fees for my child at school in time . Because if i don’t pay the school fees in time they will expel him from school which is not good. And another thing is unexpected situations like diseases etc.

一番大変なのは、子どもの学費を期日までに支払うためのお金が足りないことです。
期日までに学費を払えないと、子どもが学校から追い出されてしまう可能性があり、とても困ります。

また、病気などの予期せぬ出来事も問題になります。

Bさん:
子育てで現在辛いのは、夜泣きです。
まだ夜中はおっぱいを欲しがるため、人に代わってもらえず、私が慢性的に寝不足なことです。
夫も仕事があるので、毎日は代わってもらえず、寝不足で夫婦関係が悪くなったこともあります…。

Aさんにとって最も大変なことは、子どもの学費を期日までに支払うためのお金のやりくりだそうです。


学費の支払いが遅れると、子どもが学校に通えなくなってしまう可能性があるため、とても気を遣われていました。


また、病気などの予期せぬ出来事も、日常の大きな課題のひとつだと感じられました。

また、Bさんは現在7カ月のお子さんを育てていることから、子どもが夜中に目を覚ますことが続き、十分に眠れない日々が続いていると話していました。


パートナーも仕事で忙しく毎晩の世話を交代できないため、慢性的な寝不足が続き、夫婦関係にも影響が出ることがあるとのことでした。

このように見ると、子育てで直面する大変さも家庭によって様々であることがわかります。

どちらの家庭でも子どものことを第一に考え、丁寧に向き合われているのだなと感じました。

 

おわりに

いかがでしたでしょうか。

今回は、ウガンダと日本の子育てについて、子育てに対する考え方や日々の大変さに注目してご紹介しました。

後半の記事では、そうした子育て観がどのような背景から生まれたのか、また困ったときにどんなサポートを受けているのかについてお伝えします。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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