私が一歩踏み出したとき - アケロ・ボックス「5+1 senses」編集長 橋本奈楠子

こんにちは。
RICCI EVERYDAY The Hill(代官山直営店舗)メンバーの高槻です。

今回の「私が一歩踏み出したとき」の主人公はRICCI ENERYDAY The Hill(代官山直営店舗)のメンバーであり、サブスクリプションサービス「アケロ・ボックス」内の冊子「5+1 senses」の編集長 橋本奈楠子さんです。


私は今まで橋本さんと話すことがあったものの、ここまで深く考えていることやRICCI EVERYDAYへの想いなどをお伺いしたのは初めてでした。

橋本さんの持つ想いや素敵な人柄を、ぜひ今回のコラムでお伝えできたらと思います。


1.RICCI EVERYDAYを知ったきっかけ

2.将来のビジョン

3.大学での専攻と女性活躍へのおもい

3.ハンガリーへの留学で広がった世界

4.今後の展望



1 .RICCI EVERYDAYを知ったきっかけ


橋本さんがRICCI EVERYDAYを知ったのは大学院生のときでした。


「大学院の卒業が身近にせまっている中で、インターネットでたまたまRICCI EVERYDAYのインターンシップ募集の文字をみつけました。“Just Be Yourself”のメッセージに共感し、大学・大学院で勉強してきたファッションに関する勉強を生かすことができると思い応募しました。」


ウガンダの女性だけではなく、日本にいるRICCI EVERYDAYの商品を使う人に対しても「あなたらしくいて良いんだよ」と呼びかけるメッセージが心に響いたそうです。



2.将来のビジョン


「今現在も将来のビジョンが形としてあるわけではありません。ただ、店舗でのお客様との関わりなどを通して、全世代の女性をバックアップしたい!という気持ちが強くなり、使命感を感じています。」


そう思うようになったのは、「女性が社会を変えていく」とよく言っていたお母さまの影響や、中学・高校をミッション系の女子校で過ごした経験があるとのことです。

「女子校では、ジェンダー関係なくなんでも挑戦できる環境がありました。また、ミッション系だったため、助けを求める人を助ける、ということがきわめて当たり前でした」


筆者も中高を女子校で過ごしたので、とても共感しました。女子校では、「女だからこの仕事をする」「男だからこの仕事をする」ということはなく、よりシンプルに「ひとりでできないならみんなでやる」ということが普通です。ジェンダーによって可能性を制限されるのではなく、何事にも挑戦させ、応援してくれるような環境があったと思います。



3.大学での専攻と女性活躍への思い


大学では社会学を専攻し、「フェミニズムとファッションの関係」について勉強。大学院ではさらに深堀して、「人がファッションを身にまとうときに社会との関係をどう調整しているのか」というテーマで研究をつづけました。

 

(大学院の卒業式で。ネクタイをして式に出たいという長年の夢をかなえた、まさに「一張羅」でした)


橋本さんといえば、RICCI EVERYDAYのおしゃれ番長。いつも素敵な着こなしをしています。どのようにしてファッションに興味を持つようになったのかお伺いしました。


「それは家系的にです(笑)。もともと母がファッションが大好きで、母の家系では、繊維系の仕事をしている人もいます。わたしが子供の時には、母が私に着せようとする洋服を拒み、自分で選ぶ!と言って自分で選んだりしていました。」

 

(エトセトラブックス(出版社)とSister(アパレルショップ)がコラボしたTシャツ。国際女性デーの時に発売されたものです。ファッションも政治的であることを改めて認識させてくれます)



4.ハンガリーへの留学で広がった世界


橋本さんに「人生の分岐点はいつでしたか?」とお伺いしたところ、高校生のときにハンガリーへ留学したことだとおしゃっていました。


ハンガリーは首都をブダペストに置く東ヨーロッパの国。

 

首都ブタペストにある、国会議事堂(左)とセーチェーニ鎖橋(手前)。川はドナウ川。どちらも世界遺産です。


全住民1,000人ほどしかいない村で過ごした1年は、思い出がたくさん詰まっているそうです。


「毎年、私の学年からは二、三人留学する人がいる中で、私の年はなぜか一人だけでした。留学から帰ってきてからは、よりカラフルで自分が着たい服を着るようになったり、日本で自分がいた環境が小さかったことに気づくことができ、広い視点で物事を見ることができるようになりました。」


村で唯一のアジア人という環境や、現地に根付くロマへの差別などを目の当たりにした留学は、中高一貫校という環境からの大きな変化であり、まさにコンフォートゾーンから抜け出したことによる新たな発見でした。

 

(村のお祭りで。左から7番目。現地の方と伝統衣装を着て踊りました)



5.今後の展望


RICCI EVERYDAYの中では、サブスクリプションサービス「アケロ・ボックス」に関わっている橋本さんに今後の展望をお伺いしました。


「このサービスを通じて、みなさまひとりひとりが自分のことを大事にできるような時間を過ごしてほしいです。自分が何をしたいのか、自分がどう思ったのかを大切にしてほしいです。」


「コロナ禍により、以前よりも新しいものに触れる機会が格段と減ってしまいました。そんな中で、自分の直感をアケロボックスを通じて育んでほしいとも思っています。」

 

(アケロ・ボックス6月号はアフリカ大陸の地図のパズルがマンスリーギフトに。おうち時間のおともに、ぜひいかがでしょうか。詳細はこちらから。)


今回の「私が一歩踏み出したとき」はいかがでしたか?
ぜひ感想をSNSなどで教えてください!


橋本さん、インタビューにご協力いただきありがとうございました。

次回のストーリーもどうぞお楽しみに。