「RICCI EVERYDAY×教育」これまでとこれから
こんにちは!RICCI EVERYDAYの髙井です。
年が明けてから、早1ヵ月が過ぎようとしていますね…皆さんは良い1年のスタートダッシュがきれましたか?
私は、今年はなんだかよい1年になりそうな気がする!と根拠のないワクワク感を抱いております(笑)残り11ヵ月もあっという間に過ぎていく気がしますが、ポジティブに1年間過ごせたらと思っております!
さて、今回は「教育の国際デー」という日にちなんで、RICCI EVERYDAYが「教育」にどのように貢献しているのか、という内容をお届けできたらと思っております。
1.教育の国際デーとは
2.RICCI EVRYDAYの教育への貢献
3.これからのRICCI EVERYDAYと教育
4.おわりに
1.教育の国際デーとは
1月24日は「教育の国際デー」(International Day of Education)という日でした。「教育の国際デー」は、2018年に国連によって、“世界の平和と人類の発展のために重要な教育の役割を祝う日”として制定されました。
開発途上地域の初等教育の純就学率は、1990年に76%であったのが、2015年には91%に達しています。国際教育協力の進展により、教育はめざましく普及しました。しかし、ウガンダの位置するサハラ以南アフリカ地域は、1990年に52%だった純就学率が2015年には80%となり大きく増加したものの、開発途上地域の平均の91%には届いていません。
さらに、サハラ以南アフリカ地域では中学校を卒業できる女子生徒は40%未満、難民の子どもや若者約400万人が学校に通うことができていない等の報告もあります。
このように、教育を受ける権利が侵害されている状況があることに問題意識をもち、「教育の変革」を目指すために制定されたのが「教育の国際デー」なのです。
5回目となる今年のテーマは、“to invest in people, prioritize education”(人に投資を、教育を最優先に)です。
世界的な景気後退、不平等の拡大、さらに気候変動などを解決していくためには、まず教育を優先しなければならない、という見解のもと、このテーマが掲げられています。
私の意見としては、これらの問題の解決のために教育に投資をする、というよりは、教育はそれ自体が個人の幸せを達成するための権利なので、その権利を守るために教育を優先すべきだと思っています。
もちろん、世界の多くの問題と教育は無関係ではなく、教育に投資をして教育がもっと普及すれば問題の解決につながることもあると思います。しかし大切なのは、世界の問題の解決が教育の普及につながる、という逆もあるということです。どちらかではなく、同時に考えていくことが大事なのではないでしょうか。
私たちにできることは、世界で起きていることにもっと目を向け、私たち先進国に住む人間の生活によって、途上国の人々の権利を侵害することがないように意識していくことだと考えます。
公正の確保を実現するために、一人でも多くの人が、「教育の国際デー」をきっかけに世界の状況に目を向けることが出来たらと思います。
2.RICCI EVRYDAYの教育への貢献
では、その教育を受ける権利を守るためにRICCI EVERYDAYがしていることは何かということについてお話します。
RICCI EVERYDAYでは、ウガンダの直営工房で働く現地スタッフに、十分に教育を受けることのできる給与を支払うことで教育に貢献しています。
以前RICCI EVERYDAYのサブスクサービスでお客様にお届けしていた冊子『5+1 senses』でのインタビューに、ウガンダ工房のスタッフが答えてくれたことを基に、お話したいと思います。
ウガンダ工房のマネージャーのキャロルは、RICCI EVERYDAYに入社する前は経済的な理由で大学を留年していました。両親の仕事がなく、キャロル自身も給料の低い会社で働いていて、進級して学業を続けるための学費を払うことができなかったのです。
しかし、RICCI EVERYDAYで働き始め、十分な給与を得ることで、大学を終了し、さらに今は妹の学費を払うことができているそうです。
そして、大学で学んだことをRICCI EVERYDAYでの仕事に活かすことができていることで、キャロルは教育がいかに大事であるかを実感していると語っています。
【キャロル】
ウガンダ工房でアケロバッグのレザー部分の製作を担当しているジャリアは、RICCI EVERYDAYに入社してから彼女の子どもたちに教育を受けさせられるようになりました。
子どもたちにより良い生活を送ってもらうためにも、仕事に励んでいると話しています。
【ジャリア】
同じくレザー担当のグレースも、RICCI EVERYDAYで働き始めたことで、子どもたちが教育を受けられるようになったと話しています。
低所得者層の生活から中所得者層の生活に近づき、子どもたちが学校に通い、必要なものや欲しいものを買う余裕ができたそうです。
【グレース】
このように、RICCI EVERYDAYでの仕事を通して、自分が学校に行くことができたというスタッフや家族を学校に通わせることができるようになったというスタッフがいます。また、キャロルのように、RICCI EVERYDAYが大学で学んだことを活かす実践の場となっていることもわかります。
3.これからのRICCI EVERYDAYと教育
RICCI EVERYDAYはウガンダでだけではなく、日本でも教育に貢献しようともくろんでおります!
代表・仲本千津が年始のコラムで話しておりましたが、今年春にRICCI EVERYDAYを題材にした小中学生向けの児童書が発売される予定です。
(本の製作の様子は、インスタの #仲本ウガンダ本 というタグからご覧いただけます!執筆している文筆家の江口絵里さんが奮闘記を綴ってくださっています。ぜひ江口さんのインスタへ見に行ってみてください!)
若い人たちに、価値観の異なる人たちと働くことや新たな価値を生み出すことの面白さを、この本を通じて感じていただけるような内容になる予定です…国際社会、そして自分の思い描くフィールドで活躍する若きリーダーの育成に、RICCI EVERYDAYが少しでも貢献できたらという想いで、今後も教育に関する「何か」を発信していく予定です!乞うご期待!
4.おわりに
いかがでしたか?少し堅苦しいセクションもあったかと思いますが(笑)、最後まで読んでいただきありがとうございます!
今後の「RICCI EVERYDAY×教育」の展開に注目していただけたらと思います。お楽しみにしていてくださいね♪
【参考ウェブサイト】
・UNICEF: https://www.unicef.or.jp/news/2023/0008.html
・国連ミレニアム開発目標報告2015要約版:https://www.unic.or.jp/files/14975_3.pdf