『世界はもっと!ほしいモノにあふれてる3〜これからも海を超えて仕事する!〜』発売記念!撮影裏話公開
皆さん、こんばんは。RICCI EVERYDAYの仲本千津です。10月27日、KADOKAWAさんから『世界はもっと!ほしいモノにあふれてる3〜これからも海を超えて仕事する!〜』が発売されました。私のパートでは、アフリカンプリントやウガンダで見つけた魅力的な素材について、そしてブランドの創業経緯やブランドにかける想いについて、お話させていただいています。
こちらは今年3月にNHK「世界はほしいモノにあふれてる」で放映された内容を元にまとめられたものです。アフリカンプリントもそうですが、ペーパービーズやバーククロスなど、日本ではあまり馴染みのない、でも実はとってもサステナブルな素材についても取り上げていただきました。
中でもバーククロスの取材は私にとっても思い出深いものでして…実は、職人を探すところから一波乱がありました(苦笑)。当初は首都カンパラから2時間くらいのマサカという場所で職人と落ち合う約束だったのですが、「マサカまで着いた?じゃあその道をさらにまっすぐ進んで・・・」と電話で告げられ…そこからさらに2時間半、電話で話す職人の案内だけを頼りに(Google Mapにももちろん載っていないので)、気づけばタンザニアとの国境が目と鼻の先のところまで車を走らされ(しかもガタガタ道)、ようやく職人に出会えた時にはもうヘトヘトでした。「会えてよかった…!」という、謎の安堵感でいっぱいでしたね(苦笑)。
そして職人のゴッドフリーさんに、バーククロスの作り方を伝授してもらうことになりました。まずはバーククロスの元となる、ムトゥバの木から皮を剥ぐところからスタート(詳しくはこちらのコラムを読んでくださいね)。さまざまな技法を駆使してバーククロスを作る過程を、間近で見学させてもらう中で、「なるほど。1,000年近くこの営みが続けられたのには、理由があったんだな」と、とっても感動したのを覚えています。
バーククロス以外にも、アフリカンプリント(幻のハンバーガー柄、もはやローカルマーケットでは見つけることができません!ローカルマーケットの布の在庫は、だいたい1ヶ月くらいでガラッと変わってしまうので、まさに一期一会です)や、ペーパービーズ(フライデーマーケットで出会った職人さんがその場でペーパービーズを作ってくれたんですが、その時に使った道具はなんと、壊れたメガネの柄の部分!それを巧みに動かし、ペーパービーズをサクサク作ってしまう彼女の器用な手捌きには、目が点になりました)などなど、ユニークな素材とチャーミングかつ情熱的な職人さんとの出会いも、撮影中のドキドキ・ワクワクな思い出の一つです。こんな出会いがあるからこそ、この仕事をこれからもずっと続けていきたいと思うのだと思います。
そんな魅力にあふれたウガンダでのものづくりの様子を、ぜひ多くの方にこの本を通じて知っていただけたらと思います。Kindle版も、写真がきれいに反映されているので、オススメですよ!
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今後とも、RICCI EVERYDAYをご愛顧いただきますよう、どうぞよろしくお願いいたします。
RICCI EVERYDAY
仲本